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ある化石の展示会場に通りかかったとき、
既に閉幕の準備で展示化石の一部が会場の外に運び出されていました。 なんとなく見てみると、 そこにはとてつもなく巨大な翼竜の化石があったのです。 それまで私の持っていた翼竜のイメージは 大きな翼を広げて古代の大空を悠然と飛び回る姿。 ですが、この化石は翼をたたんでじっと下を見下ろしていました。 ところがその姿勢は、この巨大な生物の威厳を いっそうかもしだしていていたのです。 その瞬間から、私は翼竜にとても興味を持つようになってしまいました。 ネームプレートのなかったこの化石がいかなる翼竜であるものか、 そのときはわかりませんでしたが、 後にケツァルコアトルスという、超巨大翼竜であることを知ったのです。 そして私の見た化石はどうやらレプリカだったようです。 翼を広げると12メートルにもなるという巨大さもさることながら、 その姿形は現生の生物とはあまりにもかけはなれていて、 まるで異世界の生き物を見ているかのようでした。 神話におけるケツァルコアトルスは古代メキシコの蛇神で、 宇宙の生成にたずさわったり、 人類を想像したとされているそうです。 ケツァルコアトルスは化石だけでなく、名前についても、 とてつもなくスケールの大きな翼竜のようです。 # by warabeneko | 2005-05-04 13:32
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